どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん」です。
今回は2021年12月に取得した株主優待を紹介してみたいと思います。
12月に取得した優待たち
12月に取得した銘柄は以下の銘柄です。
- ヒューリック
- アートスパーク
- JIA
それでは早速それぞれ見てみましょう☆
ヒューリック
会社概要
ヒューリックは、「駅と未来に近いビル」をコーポレートスローガンに掲げ、東京23区を中心とした好立地のオフィス・商業ビル等を展開する「不動産賃貸事業」を中核事業としている会社です。また、従来の3K事業(高齢者・健康、観光、環境)に加えて、子ども教育事業など新規分野の取り組みを積極的に行っている不動産銘柄です。
配当金
2021年12月の権利付でいただける1株あたりの配当金は19円。
2021年の1株あたりの年間配当金は「38円」です。
配当利回りは3%以上の「高配当銘柄」ですね。
ちなみに2022年の配当金予想は「39円」で1円増配の予定です。
増配銘柄は「持っているだけで配当金を増やしてくれる銘柄」です。
増配に関する記事は別記事「高配当株投資について@9月」を見ていただければ幸いです。
株主優待
ヒューリックの株主優待は「3000円」相当のカタログギフトで権利付日までに300株を保有していると取得することができます。
ヒューリックのカタログギフトはリンベルの4000円相当のカタログギフトなので、実質的な価値は3000円以上といえます。選べる内容もフルーツからお菓子、食材、惣菜、飲料、お酒、名産品まで様々な商品の中から1点選ぶことができるので到着が楽しみです。
またヒューリックの株主優待には長期保有特典もあり3年以上保有するとカタログギフトが倍の2個(実質8000円相当!!)もらえます。たくさんある種類の中から2種類まで選べるようになるのは嬉しいですね。
それでは次の銘柄を見てみましょう。
アートスパーク
会社概要
アートスパークHDは、コンピュータ・グラフィクス事業を展開している会社です。グラフィッククリエイターの創作活動をサポートするアプリ「CLIP STUDIO PAINT」や創作講座サイトを提供。コンテンツの創造から利用まで、トータルで支援することを目指している情報・通信銘柄です。
また、国内の自動車メーカーを中心に、カーナビやメーターなど液晶デバイスの技術・デザインを支援するUI/UX事業にも力を入れています。
配当金
2021年12月の権利付でいただける1株あたりの配当金は3円。
2021年の1株あたりの年間配当金は「3円」です。
配当利回りは1%以下と高い水準ではありません。
株主優待
アートスパークの株主優待は“ペイントアプリ「CLIP STUDIO PAINT EX」の6カ月分のアクティベーションコード(1デバイス分(5880円相当))”で100株で取得することができます。
「CLIP STUDIO PAINT EX」は様々なイラストレーターが使用している有料の漫画・イラスト製作ソフトです。
6月と12月にそれぞれ6カ月分のアクティベーションコードがいただけるので株主は実質無料で「CLIP STUDIO PAINT EX」を1デバイス分を使い続けることができます。
実質的な優待利回りとしては「10%以上」という「CLIP STUDIO PAINT EX」を使う人にはもってこいの株主優待ですね。個人的に絵描きさんにおすすめの優待銘柄です☆
それでは次の銘柄を見てみましょう。
JIA
会社概要
JIA(ジャパンインベストメントアドバイザー)は、オペレーティングリースという手法を用いた節税対策を提供している会社です。投資家から集めた資金で、航空機や海上コンテナを購入し、リース契約をおこなっている証券業銘柄です。
投資家はリース契約によって得た利益や、リース終了後に売却した航空機などの売却益を得る仕組みです。その他に企業のM&A(合併や買収)に関するアドバイス事業なども手がけています。
なお、現在の株価はコロナウィルスの影響により低迷しており割安水準ですが、バリュートラップにならないかは懸念すべき点。そんな感じのいわゆるアフターコロナ銘柄ですね。
配当金
2021年12月の権利付でいただける1株あたりの配当金は16円。
2021年の1株あたりの年間配当金は「32円」です。
配当利回りは2%台とまずまずの銘柄です。
ちなみにJIAも少しずつ配当金を増やしてくれていた増配銘柄でしたが、コロナウィルスの影響が長引いているので将来の減配がないか少し心配なところです。
株主優待
JIAの株を100株保有していると株主優待が2つもらえます。
1つ目がみんな大好き「QUOカード」、2つ目が「日本証券新聞デジタル版購読券」です。JIAの株主優待は長期保有制度があるため長く持つほど利回りが良くなります。具体的には以下の通りです。
1年未満 | 1年以上 | 2年以上 | 3年以上 | |
QUOカード | 500円 | 1000円 | 3000円 | 5000円 |
日本証券新聞デジタル版購読券 | 9,000円相当(3か月分) | 18,000円相当(6か月分) | 18,000円相当(6か月分) | 18,000円相当(6か月分) |
「QUOカード」の優待は廃止されがちですが、直近長期保有別の金額が改悪されたことで逆に廃止という最悪の事態は目先免れたのではと希望的観測を抱いています。
JIAは配当と優待の総合利回りを加味すると初年度で「10%以上」、3年以上だと「20%弱」という利回りお化け銘柄です。
日本証券新聞デジタル版購読券を有効活用できるか否かによっても使い勝手は変わってきそうですが、優待や減配がない限りは個人的に引き続き長期で保有しておきたい銘柄です。
まとめ
個別株はその名の通り1つの会社に投資するウェイトが高くなってしまうことから運用リスクは投資信託と比較するとどうしても高くなってしまいます。株の有名な格言として「卵は一つの篭(かご)に盛るな」という言葉があるように、1社(1つの籠)に資産(卵)の大半をいれてしまうと、有事の際に資産が大きくダメージを受けることになってしまいます。
その点、増配株・優待株投資は「期待する複数の会社(籠)に最低単元(卵)を分散して投資できるメリット」があり、「1つの籠がダメになった場合も、他の籠があることで資産を守りやすいということ」ですね。
また、有事の際(暴落時)も配当金や優待をいただくことで比較的に精神を安定して保有することができます。さらには「増配」があると保有しているだけでもらえる配当金が増えていくというメリットも享受することができますね。
直近だと、決算発表にてタマホームが5円の増配、トーセイが9円の増配、ヒューリックが1円の増配がありました。それぞれの優待取得最低単元を保有している場合、保有しているだけで来年の配当金が「1700円」増えることになります。また増配があると株価が上がりやすいという好循環に乗ることもできます。「優待や配当」をいただきつつ、「増配」によりさらに配当金が増えていくと株主としてこの会社に投資していてよかったなーと感じますね。
このように会社によっては大きな割合の配当金をいただけたり、優待がいただけたりするのが個別株投資の醍醐味ですが、その反面コロナショック等の暴落が来た場合は資産が大きく目減りする可能性もあります。投資は自己責任なので損失は最低限に抑えられるよう日頃からきちんと業績の推移を確認し、チャート分析をした上でじっくり買い時を考えてから保有検討するようにしましょう。
以上、今回は12月に取得した株主優待という内容でした。少しでもみなさまの参考になれば幸いです。