どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん」です。
投資信託だけではなく、個別株投資にも興味があるけど、株式投資における独特の用語(個人的に「株語」と名付けます。)がわからないという人は一定数おられるかと思います。
株を知るためには「株語」の習得が不可欠!!
ということで分かりやすく用語を解説することを目的とした「株語講座」の特別回として「株の種類」について紹介してみたいと思います。
株の種類
株の呼称は様々あります。今回はそんな株たちを「かぶもん」としてキャラクター化し、親しみやすいよう図鑑形式で紹介してみたいと思います。
ぐろーすかぶ(グロース株)
グロース株は売り上げや利益の成長力が高い株です。
投資家からも成長性が期待されていることから人気なため割高になりがちですが期待に応えられる成長が持続すると大きな利益を得られます。
その一方で、成長の鈍化がみられたり、市場が暴落した際にはグロース株は割高なことが多いため手放されやすい(暴落しやすい)株でもあります。
個人的には「諸刃の剣の高アタッカー」なイメージです。
攻撃力 | ★★★★★★ |
防御力 | ★ |
ばりゅーかぶ(バリュー株)
バリュー株は割安な株のことを指します。
投資家からもグロース株と比較すると成長力の期待値が低いため、割安に放置されがちです。そのため実力以上の価格帯にとどまっている株もあります。(眠れる獅子!!)
比較的に期待値が低いことから株価の値動き(ボラティリティ)も低く、個別株の中でもリスクは低めです。また割安なので市場が暴落した際の防御力も比較的高めなかぶもんです。
個人的には「守備力の高いディフェンダー」なイメージです。
攻撃力 | ★★★ |
防御力 | ★★★★★ |
こうはいとうかぶ(高配当株)
高配当株は配当の利回りが高い株のことを指します。
高配当株の魅力は何といっても所有しているだけで比較的多くの「配当金」をいただけることです。だいたいの目安として3~4%を超える配当利回りの株が高配当株に該当します。
高配当株の中でも、「配当性向が高い株」はリスクが高く、「配当性向が低い株」は比較的リスクが低い株になります。「配当性向が高い株」は利益の多くを「配当金」として出しているため、業績が悪化したときに同じ配当水準を維持できず、減配(配当金が前年に比べて減る)→株価も下落するリスクがあります。
「配当性向30%未満」を一つの目安にするとよいでしょう。
個人的には「守備力の高めのヒーラー(回復役)」なイメージです。
攻撃力 | ★★ |
防御力 | ★★★ |
ぞうはいかぶ(増配株)
増配株は前年より高い「配当金」を出してくれる株のことを指します。
増配株の魅力は何といっても所有しているだけで「配当金」が多くいただけることです。特に毎年配当金を増やしてくれる「連続増配株」はとても理想的な存在です。
高配当株と同様「配当性向が高い株」はリスクが高く、「配当性向が低い株」は比較的リスクが低い株になります。「配当性向が高い株」は利益の多くを「配当金」として出しているため、業績が悪化したときに同じ配当水準を維持できず、減配(配当金が前年に比べて減る)→株価も下落するリスクがあるからです。
「配当性向30%未満」を一つの目安にするとよいでしょう。
個人的には「攻守整った万能キャラ」なイメージです。
攻撃力 | ★★★★ |
防御力 | ★★★ |
ゆうたいかぶ(優待株)
優待株は宝箱(株主優待)を出してくれる株のことを指します。
優待株の魅力は何といっても所有しているだけで「株主優待」がいただけることです。中には長くもっていることで「株主優待」をレベルアップしてくれるかぶもあります。(長期保有制度)
個人的に個別株の醍醐味であり、好きな会社を応援しやすくなる制度で株主優待があるうちは底値が固くなりますが、優待がなくなると暴落するリスクがあります。「優待利回りが高い株」や「自社関連ではない株主優待」は廃止されるリスクが高く、「優待利回りが低い株」や「自社関連の株主優待」は比較的廃止されるリスクが低い株になります。
リスクを減らしたい場合は「優待利回り1%程度」を一つの目安にするとよいでしょう。
個人的には「(優待)バリアーを張れる結界師」のイメージです。
攻撃力 | ★★★ |
防御力 | ★★★★(優待維持が前提) |
ていいかぶ(低位株)
低位株は比較的買いやすい価格帯の株のことを指します。
低位株の魅力は何といっても購入する敷居が低いことです。
比較的に少ない費用から株式投資ができるため買いやすく、注目を集めると株価が大きく上昇することもあります。買いやすい価格帯ということは個人投資家も多く、売られやすい株でもあるため株価の値動き(ボラティリティ)は比較的大きくなります。
大体「100株10万円未満」を1つの目安ととらえるとよいでしょう。
イメージとしては「小回りの利くアタッカー」といった感じ。
攻撃力 | ★★★★ |
防御力 | ★★ |
ちょうていいかぶ(超低位株)
超低位株は低位株よりさらに買いやすい価格帯の株のことを指します。
超低位株の魅力は何といっても購入する敷居が非常に低いことです。
比較的に少ない費用から株式投資ができるため買いやすく、注目を集めるときっかけ1つで株価が大きく上昇することもあります。買いやすい価格帯ということは個人投資家も多く、売られやすい株でもあり、1円に対する割合が大きいため株価の値動き(ボラティリティ)は非常に大きくなります。
イメージとしては「一発逆転のスキル持ち」のイメージです。
攻撃力 | ★★★★★ |
防御力 | ★ |
みこうかいかぶ(未公開株)
未公開株は上場していない非上場企業の株のことを指します。
上場していない株のため、一般的な市場に出回っておらず買うことができません。
非上場企業が市場に参入することを「上場」といい、新規に「上場」する株は抽選で購入することができ、注目度を集めやすいです。
まだ見ぬ上場企業は「coming soon」かも。
イメージとして「まだ見ぬ新種…アップデート待ち」といった感じでしょうか(笑)
攻撃力 | なし |
防御力 | なし |
まとめ
いかがだったでしょうか。市場には様々な株が存在します。(未公開株は別ですが)
それぞれの株の特徴をつかみ、自分にあった投資をしてみると良いかもしれません。
以上、今回は【株語入門】株の種類についてという内容でした。少しでもみなさまの参考になれば幸いです。