どうも、つみたてにいさんです。
今回の記事はFP2級の勉強備忘録です。
この記事を読むことで一緒にFPの勉強をすることもできるので、FPの資格を取ってみたいなーという方は是非参考にしてみてください。
FPによる資金計画では期間・金額・利率に応じて様々な見通しを立てる必要があります。その際に使用する係数が6つあります。今回はこの6つの係数について書いていきたいと思います。
6つの係数について
それではさっそく6つの係数について一緒にみていきましょう。
終価係数
現在の金額を複利で運用した場合の、一定期間後の金額を求める場合に用いる係数です。
例えば「100万円を年利5%で運用した場合の5年後の金額はいくらか?」という問いを求める際にはこの係数を使用します。
現価係数
一定期間後に一定金額に達するために必要な「元本」を求める場合に用いる係数です。
例えば「年利5%で5年後に100万円を用意するためには元本がいくら必要なのか?」という問題を求める際にはこの係数を使用します。
年金終価係数
毎年一定額を「積み立てた」場合の、一定期間後の「元利」の合計金額を求める場合に用いる係数です。
例えば「年利5%で毎年10万円を5年間積み立てた場合の5年後の金額はいくらか?」求める際にはこの係数を使用します。
減債基金係数
一定期間後に一定金額を用意するための毎年の「積み立て額」を計算する場合に用いる係数です。
例えば「年利5%で5年後に100万円を用意するためには毎年いくら積み立てる必要があるか?」を求める際にはこの係数を使用します。
資本回収係数
現在の一定金額を一定期間で「取り崩した」場合の毎年の受け取り額金額を求める場合に用いる係数です。
例えば「100万円を年利5%で運用しながら5年間で取り崩した場合の毎年の受け取り額はいくらか?」を求める際にはこの係数を使用します。
年金現価係数
将来の一定期間にわたって一定額を受け取るために必要な元本を計算する場合に用いる係数です。
例えば「5年間にわたって20万円ずつ取り崩したい。年利5%の場合、必要な元本はいくらか?」を求める際にはこの係数を使用します。
覚え方
さてざっくり6つの係数を用意しましたが、これを覚えるのがなかなか大変です。そのため覚えやすいように覚え方をいくつか掲載したいと思います。
グループに分けて考える
6つの係数を3つのグループに分けて考えると整理しやすくなります。
〇一括チーム
終価係数
現価係数
〇積み立てチーム
年金終価係数
減債基金係数
〇取り崩しチーム
資本回収係数
年金現価係数
それぞれ「一括」チームは表題の通り一括で投資した場合の求め方、「積み立て」チームは積み立てる場合(または借金の返済の場合)の求め方、「取り崩し」は主に年金を「取り崩す」場合の求め方となります。
「げ」から始まるもの
「げ」から始まるものは「現在」の「元本」を求めるものと覚えておくと覚えやすいです。厳密にいうと「減債基金係数」は元本ではなく毎年の積立額にはなるのですが、元手という考えで「元本」と思っておきましょう。(ざっくりかよ!!)
まとめ
それでは今回のまとめです。
- 覚える係数は全部で6つある。
- 「終価係数」、「現価係数」、「年金終価係数」、「減債基金係数」、「資本回収係数」、「年金現価係数」の6つ。
- 「一括」、「積み立て」、「取り崩し」でグループ分けすると覚えやすい。
- 「げ」からはじまるものは「現在」の「元本」を求めるやつと覚える。