どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん(@tsumitate_nisan)」です((“Q(・ω・*)
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全世界株式と全米株式の投資信託をこつこつ積み立てつつ、2020年より「高配当・優待・増配株」を中心に日本株のポートフォリオを組んでいます。
2024年8月5日。史上最大の下落幅、歴代2位の下落率である「-4451円」を記録した歴史的な1日。
日頃から暴落の際の準備や心構えは行っていたものの100%理想的な行動ができていたかというと正直怪しかったと思います。そこで今後に生かすべく、暴落の前段階に準備した事や暴落に遭遇した時に行動して良かったこと、改善点をまとめてみたと言うのが今回の記事内容になります。
暴落の前日譚(8/3~8/4)
まずは暴落当日に至る前日の土日の状況から振り返りたいと思います。
8月2日の日経平均株価は終値-5.81%、前日終値より2216円63銭安い3万5909円70銭で取引を終了しました。また同日の日経平均先物も更なる下落を反映している状況であり、週明け8月5日は更なる下落が予想される展開でした。
そこで暴落の準備として行った事は、現時点で指標面で割安になっている銘柄を確認し、8月5日に下がった時に買い増す銘柄を絞る事を行っています。具体的には週次更新の「「NISAで買いたいリスト」-8月1週目-」の中からクボタ、ホンダやその他キリンを中心に買い増すことを検討し、その他の銘柄に関しても指標面割安の銘柄をできる範囲で健康診断していました。
また日経平均株価の立ち位置を測るために、現時点での日経平均加重平均PBRを確認(当時約1.3倍)し、想定される最悪の底を割り出し、余剰資金を証券口座に投下、投入資金を分散投入する準備をしています。
この点は長期株式投資さんの日経平均加重平均PBRの考え方を参考に準備しています。あとは長期株式投資さんの著書1冊目の第5章や3冊目の暴落に関する項目を一通り読み直して心の準備をしました。
8月5日-前場-
さて、本番当日の午前9:00。日経平均株価は寄付で35,249円(-660円)から始まり、その後10時半の時点で33,701円(-2,208円)の底値を付け、そこから反発していました。
朝一の段階は様子を見るため、元々コロナ当時よりも指標面で割安になっていたクボタやキリン、ホンダ等を中心に1株投資で投資するに留めています。
午後からは「ヒロアカ」の映画を奥さんと観る予定があったので、万が一大幅に下がる事があればとマークしていた監視銘柄に対して追加の1株投資を展開しつつ、チャート推移の下値ラインを目安に少し多めに指値を仕掛けてから映画館へ向かいました。(ワールド2000円、1950円、ベルーナ653円、カンダHD724円)
その他マークしていた銘柄は以下の銘柄です。
・加藤産業
・日本フエルト
・RYODEN
・リョーサン菱洋
・ルックHD
・INPEX
8月5日-後場-
後場は34,247円(-1662円)から始まりますがそこから続落、市場はパニック状態となり、終値では前日比-4,451円28銭(-12.4%)の31,458円42銭で取引を終えました。
映画を観終わった後に証券アプリを開くと下落幅が想定より「プルス・ウルトラ」していたことで、伏兵の指値は全て狩られ、安いと思っていた水準を遥かに下回る銘柄がゴロゴロしている状況でした。大型銘柄を多数含む800銘柄超が「ストップ安」をつけており、これが「パニック売り」というものなのかと。その惨状と凄まじさをまざまざと見せつけられた気分になりました。
例えばホンダの利回りは想定を大幅に上回る5.6%を超え、その他、配当利回り4~6%の銘柄がごろごろしているというブラックマンデーならぬ、買い手目線で言うならば「株のブラックフライデー」のような状況でしたね。週末ではありませんが終末感漂う状況でした。
振り返り(良かった点)
さて、そんな今回の暴落時の行動でよかった点を振り返ります。
・いくつか想定の下値余地で指値を指していたことで結果として安く株を買うことができた。
・映画を観ていたことでリアルタイムで後場のパニックを見る事を回避できたので精神的なダメージは少なかった。
・安くなれば買うという原理原則を実行できた。
・ヤマハ発動機、ライオンなどNISA枠に移行しても良いかなと思う銘柄を損出しし移行できた。
・事前に指標面で安い銘柄を中心に絞って安く買い増すことができた。
・立ち位置を確認するため、日経平均加重平均PBRを即座に確認した。
振り返り(反省すべき点)
次に暴落時の行動で反省すべき点を振り返ります。
・余力を日頃からもっと用意しておくべきだった。
・後場の状況をリアルタイムで体験する千載一遇の機会を逃した。(ヒロアカの映画は面白かったので映画を観たことは後悔してませんよ!)
・急落のスピードは事前の想定をはるかに上回るものだった。
・万が一用の指値銘柄が全約定し、余剰資金を想定以上に消費してしまった。
・余剰資金を大きく減らしたこと、想定を超える急落を警戒し、翌日以降の買いを更に薄く展開するため1株投資のみの戦略に切り替えざるを得なかった。
・結果として上昇したのでさらに安くなったのに資金が少ないという事態は回避できたがそうなる未来も想定するべきだった。
まとめ
今回は「初めての歴史的暴落体験記」という歴史的な暴落を迎える前の日に自分が準備したことと当日の動き、良かった点、反省点をまとめてみました。
日頃から銘柄分析や心構え、余剰資金の確保を含めて準備しておくことはとても大切なことだと改めて感じた1週間でした。精神的にかなり大きな負担になった方もおられるかと思いますが、株式投資は銘柄の選定を行い、長く続けることができればリターンはおのずとついてくるかと思います。緊張した1週間でしたが、現状、終末感のある週末とはならなかったので、ひとまず歴史的な暴落を乗り切ったことを喜びましょう。
今回の暴落中の行動を反省し、良かった点を活かすようにすれば、次の暴落が起こった時により理想的に動けるようになるかと思いますのでそうできるようにしたいですね。
まだまだ警戒感の残る状況なので二番底に警戒しつつも、今回の経験は今後の投資人生にとっても大きな経験値となってくれるかと思いますので引き続き配当や優待を楽しみながら頑張っていきましょう。
以上、今回は「初めての歴史的暴落体験記」という記事でした。みなさまの「投資」の参考になれば幸いです。