どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん(@tsumitate_nisan)」です((“Q(・ω・*)
ブログに遊びにきていただきありがとうございます。
現在「つみたてNISA」をこつこつ積み立てつつ、2020年より「高配当・優待・増配株」を中心に日本株のポートフォリオを組んでいます。
今回は今年の総括!2023年3月末時点での配当受取状況を見ていきたいと思います。
配当金って何?
「配当金」って何?という人のために概要から((“Q(・ω・*)
「配当」は簡単に言うと「企業が得た利益を投資してくれた株主にお金(配当金)で還元しますよー」という制度です。「配当金」を受け取るためには証券口座を開き、配当を出している企業の株を権利日までに購入する必要があります。権利日までに対象の株を保有すると権利日から大体3か月後ぐらいに「配当金」をいただくことができます。
図解すると以下のような感じです((“Q(・ω・*)
ちなみに配当金は1株からでも受け取ることができるので、少額からでも配当を受け取れる株主になることは可能です。1株投資の実践方法については口座開設から株の購入方法まで別記事【個別株投資入門】「1株投資」に挑戦してみようにまとめて紹介しているので1株から投資を始めてみようという方は参考にしていただけると幸いです。
なお、企業の経営に影響を与える「議決権行使」をするためには対象の企業の株を「100株」以上保有する必要があります。
「配当」は株を保有しているだけで「配当金」を得られる「不労所得」です。「配当」で得られる利益のことを「インカムゲイン」と言い、値上がり差益で利益を得ることを「キャピタルゲイン」と言います。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いについて、有名な優待投資家である桐谷さんの例えがとてもわかりやすく、引用すると「インカムゲイン」はゆっくり収穫を待つ農業のようなもの、「キャピタルゲイン」は獲物を狩る狩猟のようなものにあたります。
ちなみにつみたてにいさんはかつて血気盛んに「狩猟」に向かった結果、獲物に翻弄され、かなり手痛い目にあったので現在は「農業」中心の人です((“Q(・ω・*)笑
「高配当株投資」の参考書としてわかりやすい長期株式投資さんのおすすめの書籍も併せて載せておくので興味のある方は是非見てみてください。
それでは早速、先月の配当受取状況を見ていきたいと思います。
今月の配当受取収入
先月の税引き後の配当収入は「27,044円」で前年同月比過去最高益を更新しました。大きな変動はありますが、昨年以降、配当収入のない月がない状態をキープできています。
「配当」をいただいた主な企業は以下の企業です。(ありがとうございます!!)
・JT
・サムティ
・東海カーボン
・ヒューリック
・JIA
・その他端株たち
「配当」は権利日から大体3か月後に受け取れるので、今月は主に12月に権利日のあった銘柄たちによって「配当金」が構成されています。
前年同月比との比較
さて前年より配当はどれぐらい増えたのか前年同月比と比較してみたいと思います。
昨年の3月の税引き後の受取配当は13,218円でしたが、今年の3月の税引き後の受取配当は27,044円でした。
前年同月比で「204.6%」配当金が増えたことになります。(2倍以上達成!)
現時点での前年同月比累計推移でも去年より配当が「157.7%」増えています。
所感としては少しずつながら着実に配当収入が積み上がってきているなーと感じています。
2023年の累計配当受取額
2023年の税引き後年間配当受取額は以下です。
今年の税引き後累計受取配当額は「34,970円」、
投資開始以来の税引き後累計受取配当額は「343,598円」となりました。
税引き後の累計配当金も34万円を突破しました。(やったー!)
投資を開始してから2年と8カ月。少しずつ着実に積み上がってきましたね。
配当収入の使い道は基本的には新しい仲間を迎えるための資金としての「再投資」に使っていきたいと思います。
「継続は力なり。」
これからも少しずつ着実に「配当」を積みあげていきたいと思います((“Q(・ω・*)
3月の新規単元取得銘柄
今月新規で単元を取得した銘柄は2銘柄でした。
・日本取引所グループ(JPX)
・帝国繊維
【8697】日本取引所グループ
日本取引所グループは、2013年1月に東京証券取引所グループと大阪証券取引所が経営統合して生まれた会社です。世界第3位の証券取引所で通称「JPX」と呼ばれています。
有価証券の売買・公正の確保・証券所金融商品市場の開設をメインに、金融商品市場インフラの提供をおこなっています。
2021年の9月の高値から徐々に下落してきており、最高値から2/3まで株価は下落しています。純粋な指標面に関しては割高な銘柄ですが、新規参入障壁も高い独占企業なので、安心して保有できる銘柄の一角となります。
そんな日本取引所グループの指標を株の健康診断書で見てみましょう。
配当に関しては業績に連動して増配、減配を繰り返してきており安定感は余りありませんが長期的にみると概ね増配傾向右肩上がりです。来期に関しては「63円」の配当を予定しており、現時点での配当利回りも「3%以上」と株価の下落に伴い、本銘柄の過去の推移からすると利回りも割と高い水準です。年1回の株主優待も実施しており、総合利回りは「3.6%弱」と個人的にやや物足りない水準ですが、長期保有を前提にすると見方も変わってきます。日本取引所の株主優待は段階的に金額が上昇し、3年以上長期保有することで優待が4倍になるので総合利回りは「5%」と申し分ない利回りとなります。
また、現時点の株価も過去5年の指標からみても割安な水準になります。前々から虎視眈々と狙っていた銘柄であり、株価がある程度欲しいライン(1900円台前半)まで下がってきたので1株ずつ購入し何とか3月の権利前に単元化することができました。
【3302】帝国繊維
帝国繊維は、消防ホース国内首位で総合防災事業を展開している会社です。通称テイセンと呼ばれています。消防ホースの業界でトップシェアを持ち、ホース以外にも「消防用の作業服」や「防災車両」を消防署・消防団などに販売しています。
インフルエンザ・地震・テロ・自然災害・火災等の災害対策に対して検知・防護・除染・監視の4分野で資材・製品・システムを提供しており、防災時のハイドロサブシステム(遠距離大量送水・排水システム)の導入、セキュリティビジネスを推進しています。繊維事業は麻製品・麻化合繊混紡製品、化合繊製品の製造・販売しており高級リネンは業界最大手です。
こちらの企業の株価は2020年の11月の高値から徐々に下落してきており、1600円辺りを1つの底の節目として捉えていたので12月に一度購入したものの優待権利後に売却してしまっており再度購入するか迷っている銘柄でした。購入を決定づけたのは株主優待に1年継続保有要件が付与されたことで、3月までに保有しておかないと来年以降しばらく株主優待が取れなくなってしまう事と再度株価が1600円台前半まで下がってきた事を総合的に勘案し、このタイミングでの買い戻しとなりました。財務鉄壁であり、配当も長期で見ると概ね増配傾向だったので優待と配当を楽しみつつ長期保有しようと思います。あと名前がかっこいいからという理由もPFに加えた理由に2割程度含まれています(笑)
そんな帝国繊維の指標を株の健康診断書で見てみましょう。
配当に関しては長期的にみると緩やかに増配傾向で右肩上がりです。来期に関しては「50円」の配当を予定しており、現時点での配当利回りも「3%以上」とこちらも過去の本銘柄の利回りからすると割と高い水準です。今年からは1年以上の長期保有要件がつきましたが、年1回の株主優待も実施しており、総合利回りであれば「5.5%」と十分な水準となります。
また、現時点の株価は過去5年の指標からみても割安な水準になりますね。
1株投資状況と気になる銘柄
3月前半までは保有銘柄や監視銘柄の株価が全面高となっており手が出しづらい状況が続いているのですが、直近はシリコンバレーバンクの破綻の影響で株価が下がってきたので、監視銘柄で割安になってきた大和ハウス、大塚HD、長瀬産業などを少しずつ拾っています。みずほリースも下がれば買いたい銘柄の1つですね。
「沖縄セルラー」(貯株率33%)は高値圏で推移しているので手が出せずにいますOTZ
今年の優待は諦め、権利落ち以降にチャンスがあれば拾っていきたいと思います。
配当に関しても21期連続の増配を継続していることから今後の増配にも期待できます。そのため、株価が買いたい水準まで下落するようであれば優待権利月である3月末までに単元を目指せるよう様子を見ながら少しずつ買い進めていきたいと思います。
今年の目標
今年の目標の進捗状況です。
・月平均の配当3万円+優待1万円を目指す(→現状:配当2.6万円+優待1万円)
・現金余力1.5倍を目指す(→現状:1.1倍)
・日々を楽しみながらも将来のため「節約・貯蓄・投資」の「家計三分の計」を継続する(→現状:継続中)
・普通の会社員でもできた再現性の高い「節約・貯蓄・投資」方法を模索し、資産形成の一助となれるよう精進する(→現状:継続中)
配当に関しては直近の決算により増配した銘柄が4銘柄あったこと、帝国繊維とJPXの単元化を行ったことが大きく貢献しています。増配は保有しているだけで配当が増えていくので本当にありがたいですね。また全国保証の新中期経営計画では3年後の配当を148円→243円まで伸長することを計画しており、過去の中期経営計画の精度の高さからある程度実現可能性の高い計画であると判断しています。これが実現すれば3年後には何もしなくても配当が1万円弱増える計算になるので夢がありますね。
各目標の詳細については過去の記事に書いているのでよろしければお目通しください。
まとめ
1株でも「配当」は得ることができるので、業績が好調な会社の株価が環境要因で下落しているときに、少しずつ購入することで負けにくい投資が行えると思います。
「配当」を積み上げていくことにより最初は少額の「配当金」であっても、継続していくことで少しずつ「電気代」や「ガス代」、「携帯代」などの固定費を賄えるようになったり、新たな銘柄を購入する資金に充てることもできるようになります。
ちなみに自分が投資を開始した最初の年、2020年の年間配当は「3,500円」でした。
月額平均に換算すると「月300円」です。
それでもこつこつ投資を続けた結果、2023年2月末現時点での月額平均配当は「月2.6万円」、年間の税引き後配当は「31.2万円」まで増加しました。
時間を味方につけて優良銘柄の株をこつこつ買って積み上げていくことで「インカムゲイン」が着実に増えていくようになると思います。この手法は同じように少しずつ積み上げていけば誰でも実現できる「再現性」の高い方法と考えています。
なお、過程がないと説得力もないかと思いますので、本当に再現性が高い方法なのか自分の身体を使って実験中&発信中ではありますが、現時点では少しずつ、着実に配当収入は増えているという実感です。引き続き再現性の高い「一般解」の投資方法か身をもって証明するために引き続きこつこつ投資を継続していきたいと思います。
今回の記事が「日本株の株式投資」に興味のある方々の参考や一助になれば嬉しいです。
以上、今回は「【今月の配当受取状況】2023年-3月-」という記事でした。みなさまの「投資」の参考になれば幸いです。