どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん」です。
つみたてNISAは今年から運用したのですが、それ以前はどうしていたのかというとコロナ禍で下落していた高配当株を保有するために「NISA」で日本の個別株を購入していました。
つまり「つみたてにいさん」は去年まではただの「にいさん」だったということです。(!?)
「NISA」は各年120万円を上限とし5年間は非課税となるため、値上がり益(キャピタルゲイン)も配当金(インカムゲイン)も期間中は非課税となります。
今回は昨年購入した「NISA」の個別株と長期保有目的で持っている9月権利確定日の保有状況を見てみたいと思います。なお特定銘柄を推奨するものではなく、あくまで個人的な運用状況のログなのでその辺はあらかじめご了承ください。
高配当株投資の醍醐味
高配当株投資は文字通り「高配当な株に投資する」投資手法です。その中でも連続増配銘柄は資産を爆発的に増やしてくれる可能性を秘めています。 連続増配銘柄とは配当金を前年より増やしてくれる企業の株のことです。増配のメリットは「①持ち続けていれば将来的な配当利回りが上がる(インカムゲインの増加)」、「②配当が上がれば株価も上がりやすい(キャピタルゲインの増加)」であり、言うなれば少しずつ「お小遣い」も「資産自体」も増やしてくれる神銘柄です。不動産に例えるなら「購入した物件が勝手に部屋を増築してくれてて、なんかその分家賃収入とか資産価値を高めてくれるマンション」みたいな感じです。(なんだ最高かよ)
例えば携帯キャリアauでおなじみ「KDDI」の2019年~2021年までの株価推移と配当推移は以下の通りです。
KDDI | 株価 | 配当金 | 利回り |
2019年 | 2650円 | 105円 | 3.9% |
2020年 | 3288円 | 115円 | 4.3% |
2021年 | 3204円 | 120円 | 4.5% |
配当金が上がるにつれて取得単価に対する利回りも増加します。また2020年と2021年ではそこまで差はありませんが株価も20~30%ほど上昇しています。なお現時点でKDDIの株価は「3600円台」を推移している事から2019年1月の株価から「36%」ほど上昇しています。またそれまでに受け取った配当金を加味すると実質利回りはもっと高くなります。「配当金」も「株価」も増える。これが「業績が右肩上がりで、連続増配している高配当株投資」の力です。
大切なことなのでもう一度言います。大事なのは「業績が右肩上がりで、連続増配している高配当株投資」です。業績が右肩下がりで連続増配し続ける会社はありません。配当金はあくまで株主に対する「利益還元」だからです。
「去年より儲かったから、去年より配当金で還元するわ」ということなので、「去年より業績悪かったから、去年より配当金で還元するわ」ということは文章を見てわかるようにふつうは起こり得ません。
つまり業績が下がり続けてしまっている場合は、直近まで増配していたとしてもいずれ配当金が減配(配当が減る)されていき、それに合わせて株価も下落していくという真逆のスパイラルに陥る可能性が想定されます。
逆に業績が右肩上がりで大きく成長し、その還元も大きくなれば爆発的に資産が増えることになります。直近数年で大きく業績を上げ、配当金を大きく増やした連続増配銘柄の例として「タマホーム」のパフォーマンスを例に挙げると2019年に「983円」で購入していた場合の2021年時点での配当利回りは脅威の「10.1%」、株価は最高値で「3165円」と3倍以上にまでなっています。
タマホーム | 株価 | 配当金 | 利回り |
2019年1月 | 983円 | 53円 | 5.3% |
2020年1月 | 1520円 | 70円 | 7.1% |
2021年8月 | 3165円 | 100円 | 10.1% |
簡単に言うと「2019年1月に9万8300円で買ったタマホームの株が2021年の8月時点で31万円になっていて、配当金が毎年1万円(税引き前)もらえる上、株主優待で年に1回QUOカードももらえて、さらには来年の業績と配当予想だと来年はもっと配当金がもらえるかもしれない。(2022年の配当予想は1万1000円)」という状態です。(なにそれ、めちゃくちゃうらやましい)
上記の例からも 業績が右肩上がりで、連続増配している高配当銘柄の爆発力が見て取れると思います。
NISA口座の運用状況
まずは「NISA」の運用状況です。手もちの銘柄は以下の銘柄になります。
基本的には業績が右肩上がりで、割安だった連続増配銘柄を中心に選定しています。ありがたいことに7銘柄中5銘柄が前年より増配(前年比:2,950円UP)しました。
オリックスとKDDIは高配当かつ年に1度のカタログギフトをいただける銘柄で毎年何を選ぶか楽しみがあるのが嬉しいですね。今年は「春帆楼のふぐセット」と「北海道のサーモン漬け」にしました。両方とも買うのは躊躇しますが、株主優待としていただけるとなるとすごく得した気分になりますね♪
オリックスとKDDIについては別記事「優待生活-入門-」で記載しているので興味がある方は覗いてみてください。NTT(日本電信電話)は2年目と5年目にdポイントが1500ポイントと3000ポイントいただけます。来年は生活費としてd払いに補充してつかうか、dポイントのポイント投資代にしたいですね。
特定口座の運用状況
次は特定口座の運用状況です。手もちの銘柄は以下の銘柄になります。
なお、特定口座は非課税ではないので20%の税金が配当、値上がり益にかかってきます。
モーニングスターは配当利回り3%以上で3月に株式新聞Web版が6か月分(26,400円相当)、仮想通貨「XRP」が2500円相当が3月と9月に2回いただけます。無料で株式新聞が読めたり、仮想通貨が無料でいただけるのは面白いですね。優待利回りは脅威の60%です。
FCCは配当利回り3%以上、200株以上の保有で3月に2500円相当の新茶、9月に2500円相当の三ヶ日青島みかんを使用した100%ストレートジュースがいただけます。お茶とミカンジュースという変わった優待です。
ひろぎんHDは配当利回り3%以上で3月に2500円相当の広島県の特産品カタログギフトなどがいただけます。
2022年1月28日に優待の改悪がありました。現在の100株保有の株主優待は「500円相当のギフトカード」になります。
TOKAI HDは 配当利回り3%以上で3月・9月それぞれに1000円相当の水か、500円のQUOカードなどの中から選択するプチカタログギフトのような優待をいただけます。
それぞれ配当と優待のバランスが良い銘柄と思ったので長期保有目的で保有しています。なお、現在価格は9月権利落ちの金額なので現在(10/1時点)は上記より下落しています。OTZ
「NISA」の実質利回り
高配当株は配当金として還元を受けるため長期で保有することである意味「取得単価を切り下げる」ことができます。優待のある銘柄であればその分も還元を受けているので「取得単価を切り下げることができた=利回りは上がり続ける」と考えることができますね。実質価格を割り込まない限りは配当金と優待で還元を受けているので実質「ノーダメージ」という訳です。
それでは購入時価格から今までの配当と優待分を差し引いた実質利回りは以下です。
持ち続けていることで実質利回りが6%を超える銘柄もぼちぼちありますね。
株価もありがたいことにオリックスや三菱UFJは約1.5倍、NTTは約1.4倍となりました。さらなる増配と業績の伸びに期待しつつこのまま業績に問題がなければ、配当と優待をいただきながら長期保有していきたいと思います。
「特定口座」の実質利回り
最後に「特定口座」の実質利回りを見てみましょう。
こちらは最近保有したものが多いので実質利回りはそこまで高くはありません。「NISA」と比較すると長期保有の大切さが数字に出ていますね。こちらの銘柄達も素敵な優待と配当をいただける銘柄達なので業績や株価が上がることを祈りつつ可能な限りホールドし続けたいと思います。
まとめ
個別株はその名の通り1つの会社に投資するウェイトが高くなってしまうことから運用リスクは高くなってしまいます。会社によっては大きな割合の配当金をいただけたり、優待がいただけたりするのも個別株の醍醐味ですが、投資は自己責任なのできちんと業績の推移を確認し、チャート分析をした上でしっかり買い時を考えてから保有するようにしましょう。
以上、今回は【投資】高配当株投資について@9月という内容でした。参考になれば幸いです。