どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん(@tsumitate_nisan)」です((“Q(・ω・*)
ブログに遊びにきていただきありがとうございます。
現在「つみたてNISA」に引き続き、「NISA」で投資信託をこつこつ積み立てつつ、2020年より「高配当・優待・増配株」を中心に日本株のポートフォリオを組んでいます。
今月で株式投資を始めてから3年6カ月となります。
今までの投資履歴や長期保有PFは過去の記事にまとめているので気になる方は併せてご確認くださいませ。
それでは早速2024年2月末時点での配当受取状況を見ていきたいと思います。
配当金って何?
「配当金」って何?という人のために概要から((“Q(・ω・*)
「配当」は簡単に言うと「企業が得た利益を投資してくれた株主にお金(配当金)で還元しますよー」という制度です。「配当金」を受け取るためには証券口座を開き、配当を出している企業の株を権利日までに購入する必要があります。権利日までに対象の株を保有すると権利日から大体3か月後ぐらいに「配当金」をいただくことができます。
図解すると以下のような感じです((“Q(・ω・*)♪
ちなみに配当金は1株からでも受け取ることができるので、少額からでも配当を受け取れる株主になることは可能です。1株投資の実践方法については口座開設から株の購入方法まで別記事【個別株投資入門】「1株投資」に挑戦してみようにまとめて紹介しているので1株から投資を始めてみようという方は参考にしていただけると幸いです。
なお、企業の経営に影響を与える「議決権行使」をするためには対象の企業の株を「100株」以上保有する必要があります。
「配当」は株を保有しているだけで「配当金」を得られる「不労所得」です。「配当」で得られる利益のことを「インカムゲイン」と言い、値上がり差益で利益を得ることを「キャピタルゲイン」と言います。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いについて、有名な優待投資家である桐谷さんの例えがとてもわかりやすく、引用すると「インカムゲイン」はゆっくり収穫を待つ農業のようなもの、「キャピタルゲイン」は獲物を狩る狩猟のようなものにあたります。
ちなみにつみたてにいさんはかつて血気盛んに「狩猟」に向かった結果、獲物に翻弄され、かなり手痛い目にあったので現在は「農業」中心の人です((“Q(・ω・*)笑
「高配当株投資」の参考書としてわかりやすい長期株式投資さんのおすすめの書籍も併せて載せておくので興味のある方は是非見てみてください。
それでは早速、先月の配当受取状況を見ていきたいと思います。
今月の配当受取収入
先月の税引き後の配当収入は「14,515円」と同月比過去最高の配当額となりました。大きな変動はありますが、2022年以降、配当収入のない月がない状態をキープできています。
「配当」をいただいた主な企業は以下の企業です。(ありがとうございます!!)
・ニッケ
・ハニーズHD
・アイ・ケイ・ケイHD
・サムティ
「配当」は権利日から大体3か月後に受け取れるので、今月は主に10-11月に権利日のあった銘柄たちによって「配当金」が構成されていますね。
前年同月比との比較
さて前年より配当はどれぐらい増えたのか前年同月比と比較してみたいと思います。
昨年の2月の税引き後の受取配当は7137円でしたが、今年の2月の税引き後の受取配当は14,515円と前年同月比で「203.4%」(約2倍超)と大幅増加しています。昨年は3月に届いたサムティの配当通知が2月29日に届いたことも要因になるかと思います。
現在の月平均の税引き後配当は月3.7万円となっており、今の自分の労働収入から考えるととても大きいです。所感としては少しずつながら着実に配当収入が積み上がってきて嬉しいなーと感じますね。
2024年の累計配当受取額
2024年の税引き後年間配当受取額は以下です。
まだまだ2024年1カ月目なので前年比で比べると少ないですが、同月比で見ると良いスタートダッシュを切れたと思います。自身は平均年収以下のサラリーマンですが、「入金の継続、企業の増配、配当金の再投資」という3つのエンジンの相乗効果の大きさを実感しつつあります。
また、投資開始以来の税引き後累計受取配当額は「687,243円」となりました。
株式投資を開始してから3年6カ月。少しずつ着実に配当が積み上がってきました。配当収入の使い道は基本的には新しい仲間を迎えるための資金としての「再投資」に使っていきたいと思います。
「継続は力なり。」
これからも少しずつ着実に「配当」を積みあげていきたいと思います((“Q(・ω・*)♪
2月の新規単元取得銘柄
今月新規で単元化した銘柄は1銘柄になります。
・第一興商【3月・9月優待/3月・9月配当】総合利回り5.54%
今月は家族還元強化の一環として少し大きく投資し、第一興商を200株新規投資しました。
【7458】第一興商
第一興商は、カラオケシステムの販売・リースをおこなっている業務用カラオケ機器(DAMシリーズ)・カラオケルームの最大手の会社です。販売やリース以外にも、カラオケに関するさまざまな事業をおこなっていて、カラオケ店「ビッグエコー」の運営やインターネットストリーミングカラオケのサービスを展開しています。ちなみにカラオケのDAMは「Daiichikosho Amusement Multimedia」の略になります。
また、多角的な事業運営をしているのも特徴で、飲食店(DKダイニング)やコインパーキング(ザ・パーク)などでも売上を伸ばしています。
第一興商は、2,000円台あたりから監視しており、権利日が近いこと(200株の優待と配当で年間2万1400円相当が得られる)、指標面で見ても割高感はなかったこと、何より週に1度はカラオケに行くぐらいカラオケが好きだったこと(笑)もあり今回投資に踏み切りました。つみたてねえさんもカラオケが好きなので家族で楽しみながら保有でき、またDKダイニングという飲食店で使用できる点も汎用性がカラオケに限られず良いかなと思っています。
そんな第一興商の指標を「株の健康診断書」で見てみましょう。
EPSはコロナの影響を大きく受けた2021年はマイナスとなっており、その後徐々に回復してきているのが見て取れますね。2024年はコロナ前の水準に回復する見通しとなっています。なお、EPSは長期で見ても横ばいなので今後の成長に期待したいですね。
配当に関しては「連結配当性向30%以上を目安として、 連結業績に応じた積極的な利益還元を行うこと」を基本方針としていますが、最悪期であった2021年でさえ配当を維持しているため、結構、株主還元を意識してくれている会社かなと思います。また長期的には非減配で増配傾向の銘柄になりますね。200株保有を前提とした場合、現在の総合利回りも5.5%以上あるので200株であれば、今の水準で優待を楽しみながら保有していけるかなと考えています。株主優待は「5000円相当が年2回」というのも嬉しいですね。
また過去5年のPERから見ると現在株価は割安水準、PBRから見ると概ねフェアバリューと言えそうですね。なお、ミックス係数は32.13倍と割高な水準です。
今月の投資状況
2月はこの1カ月で日経平均は「35924円→39426円」と3000円以上上昇しています。僅か2カ月で6000円近く上昇したことになり短期の上昇幅としては非常に大きく、2月22日には遂に日経平均最高値の「38915円」を34年振りに更新する歴史的な日を投資家として迎える事となりました。「いつかその景色が見られたら」と思ってはいましたが、ここまで早く訪れるとは思いもしなかったですね。「節分天井、彼岸底」というアノマリー通りにはならなかった1カ月でした。
昨年1年は「新NISAまでにどれだけ相対的に割安な監視銘柄を仕込めるか」というところを自分の中の勝負としていましたが、現時点で判断すると「功を奏した」結果となっています。この3年半、節約に節約を重ね、配当の積み上げを最優先に全力で走り抜けてきたので、税引き後の配当は44.6万円、株主優待と合わせた総不労所得は60万円を超える水準となり、遂に1つの節目である「月5万円の不労所得」に到達いたしました。
配当に関しては非減配・増配傾向の銘柄を中心に、株主優待は長期保有要件があり長く持つほど優待利回りが上がっていく銘柄を中止に集めたことが功を奏していると言えそうです。
ここまで長かった。(頑張った!)
全体的に割安な銘柄は少なくなってきているものの、現在PBRが1倍を割れている上場企業はますますPBRの改善に向けて動かざるを得ない状況になったと考えています。実際にとんでもない株主優待や増配によって大きく株価を上昇させている銘柄もありますね。大型株の上昇ほど中小型株は恩恵を受けていないように見えるので、着実に成長していることが前提にはなりますが、今のうちに「どれだけ多くの財務良好なPBR1倍割れの優良企業を割安なタイミングでPFに組み込めるか」という戦略も引き続きある程度機能しそうな気がします。
「新NISA」の成長投資枠も併用して1株投資は継続しています。個人的な新NISA戦略や、新NISAで買い増したいと思っている銘柄に関しては、別記事にまとめているのでご参考になるようであれば併せてご確認ください。
なお、直近の日経平均は高値圏で推移しており、監視銘柄の割安だった増配、高配当、優待株もじりじりと底値を切り上げて上昇している状態で買い辛く、ここで思い切って余剰資金をフル出動しようものなら「焦って買っても良いことはない」という言葉の通りになりかねないので、余剰資金とのバランスを考えつつ基本は1株単位で粛々と資産を積み上げていきたいと考えています。何事もバッファは大切ですね。
勿論突如として有事の事態が起こり、コロナショック以来の暴落が訪れる未来もあるかもしれません。そういった事態が訪れた際にきちんと買い向かえるよう余剰資金をしっかり確保しながら、チャンスが来るまでは相対的に割安な銘柄を1株単位からこつこつ買い進めるというのが先月同様、今のところの丁度いい温度感なのかもしれませんね。
1株投資状況と気になる銘柄
1株投資については、主に優待銘柄は特定口座で、上記で挙げたより厳しい基準で選抜した銘柄に関してはNISAの成長投資枠で投資を行っています。
直近リスト内で購入した銘柄は「アステラス製薬」や「INPEX」になります。指標面、利回り面でまだ買える水準かなと思い1株単位で少しずつ成長投資枠を埋めています。アステラス製薬はあと8株で単元となりますので、一旦はそこまでこつこつ買い進めたいと思います。(取得単価:1725円・92株)
特定口座では昨年より引き続き購入を続けているT・Sテックも、1株単位で購入を続けて180株(取得単価:1760円)になりました。200株になると株主優待がQUOカード500円から3000円相当のカタログギフトにパワーアップするので3月に向けて集めきりたいのですが、少しずつ株価が上がってきているのでだんだんと買い辛くなってきました。今のペースでいけば「1770円程度」で200株集めきれるかと思いますのでその場合の配当利回りは4.1%程度、初年度の総合利回りは約5%、長期最大で5.5%程度確保できるので納得できる水準かなと思います。またPBRも1倍を割れているので改善の動きには密かに注目しています。
また、今月は初めて外国の個別株、BTI(ブリティッシュアメリカンタバコ)に新NISAの成長枠で新規投資しました。タバコ世界2位の企業でアメリカのADR市場上場のため、現地課税が0%なので新NISAの非課税の恩恵を丸々受けることができ、配当利回りも驚異の9.3%だったのでPFの一部として初めて海外の個別株に投資してみました。資料などは英語のため、久しぶりに英語に触れる良い機会とも考えておりますので様子を見ながら実験的に投資を継続してみようと思います。(にいさんが25株、ねえさんが15株保有しています。)
引き続きバリュエーションと取得単価ベースの利回りや価格を気にしながら配当を少しずつ増やしていけるようゆっくり集めていきたいと思います。
今月の配当増減状況
新コーナーです(笑)2024年より実験的に持ち株の増配によってどれだけ配当が増えるのかログを残してみたいと思います。
今月は持ち株の増配によって配当が「7,909円」増加しました。この金額はとても大きく、仮に同等の配当を新規投資によって得ようとすると元手は「約20万円」必要となります。(利回り4%想定)
次に大きく動くとするなら4-5月の本決算を中心とした決算祭「春の陣」ですね。引き続き持ち株の増配発表が来るのを楽しみに決算を見守っていきたいと思います。
「今年の目標」の達成状況
最後に「今年の目標」とその達成状況です。
・月平均の配当4.5万円+優待1.2万円→月平均の配当3.7万円+優待1.3万円
・現金余力1.5倍を目指す→1.1倍
・日々を楽しみながら「家計三分の計」を継続→〇
・普通の会社員でもできた再現性の高い「節約・貯蓄・投資」方法を模索し、資産形成の一助となれるよう引き続き精進する→〇
・配当性向5%から段階的に家族還元を強化→〇
引き続き12月に向けて目標達成できるように頑張ります。
まとめ
毎月記録を残しておくことで、配当の積み上げの記録や振り返るを行うことができますね。
また未経験の方には敷居の高い株式投資も現在では1株から投資することができ、1株からでも「配当」や「優待」を得ることもできるので業績が好調な会社の株価が環境要因で下落している時に少しずつ購入することで負けにくい投資が行えると思います。
今やNTTも1株「170円台」とエナドリ感覚で自販機で買えてしまう時代です。(←違うw)
「配当」を積み上げていくことにより最初は少額の「配当金」であっても継続していくことで少しずつ「電気代」や「ガス代」、「携帯代」などの固定費を賄えるようになったり、新たな銘柄を購入する資金に充てることもできるようになります。
ちなみに自分が投資を開始した最初の年、2020年の年間配当は「3,500円」でした。
月額平均に換算すると「月300円」です。
それでもこつこつ投資を続けた結果、3年5カ月たった2024年1月末現時点で月額平均配当は「月3.6万円」、年間の税引き後配当は「43.6万円」まで増加しました。株主優待も含めると年間の税引き後の不労所得は「約60万円」の規模となります。この金額の不労所得を得られている状況は平均年収以下のサラリーマンの自分にとっては大変ありがたく、雪玉を転がすように少しずつ不労所得が大きな規模になってきたなーと感じています。
時間を味方につけて優良銘柄の株をこつこつ買って積み上げていくことで「インカムゲイン」が着実に増えていくようになると思います。この手法は同じように少しずつ積み上げていけば誰でも実現できる「再現性」の高い方法と考えています。
なお、資産形成の過程がないと説得力もないかと思いますので、本当に再現性が高い方法なのか今の立ち位置で実験しながら発信中でありますが、現時点では少しずつ、着実に配当収入は増えているという実感です。引き続き再現性の高い「一般解」の投資方法か身をもって証明するために引き続きこつこつ投資を継続していきたいと思います。
今回もかなり盛り沢山になってしましたが、今回の記事が「日本株の株式投資」に興味のある方々の参考や一助になれば嬉しいです。
以上、今回は「【今月の配当受取状況】2024年-2月-」という記事でした。みなさまの「投資」の参考になれば幸いです。