どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん(@tsumitate_nisan)」です。
ブログに遊びにきていただきありがとうございます((“Q(・ω・*)♪
さて、投資を始めてもうすぐ丸3年になります。
今回は自身の投資人生の振り返りと現時点での長期保有PFという内容になります。
はじめに株式投資には様々な投資手法があります。勿論人によって投資手法は異なります。2020年8月、自分は右も左もわからない状況ながら、増えない給料やコロナ渦で当たり前の日常が変わっていく様子を目の当たりにし、将来に対する漠然とした不安から株式投資の世界に飛び込みました。
今では投資手法がある程度定まり、少しずつ安定した配当収入や株主優待を享受できる状況になりつつあるのですが、若輩者のアラサーサラリーマンながら僅か2年10カ月という投資期間においても様々な手痛い失敗を経験してきました。
まだまだ投資家としても若輩者の自分ですが、今の立ち位置だからこそ発信できることもあるかと思い今回の記事を作成いたしました。
今回は、自らの失敗体験や投資手法の変遷のログを残すことで、これから投資を始められる方や、投資始めて間もない方にとって何かしらの参考になるかもしれない、また株式投資において過去の自分のように不要なリスクを取ってしまうことを未然に防ぐことができるかもしれないと思った経緯から、これまでの投資人生を振り返りながら今まで経験した数々の失敗と投資手法の変遷、影響を受けた先輩投資家についてと、現時点での長期保有ポートフォリオを記録として書き残していきたいと思います。
投資家人生グラフ
まずは振り返りを行うため、今回自身の投資家人生を図(グラフ)でまとめてみました。
図を見ていただくとわかるように投資開始初期は色々と手痛い失敗を重ねています。
それでは投資開始初期から現在までの投資手法の変遷を見てみましょう((“Q(・ω・*)♪
2020年 株式投資開始-ビギナーズラックと迷走-
2020年8月、株式投資の世界へ参入しました。
株式投資を行うきっかけはコロナ禍により当たり前の日常が変わりつつあったこと、結婚を見据えて今のままの給料で将来やっていけるのか漠然とした不安を抱えていたこと、コロナショックで日経平均が大きく下落し暴落が来た時に買い向かえば利益を得られるのではないかと思ったことです。当時はまだ日経平均は回復途上でしたが、コロナ禍の影響で株価が戻りきっていない銘柄が多数ありました。
ちなみに株式投資に興味が向いた最初のきっかけは「月曜日から夜更かし」で「優待の神様」こと桐谷広人さんを観たことです。期限切れになりそうな株主優待を使い切るために自転車で市中を爆走する姿を見て「株主優待って色々な種類があって面白いな」と思ったのが最初に株式投資に目が向いたきっかけになります。桐谷さんを加えると自身が多大な影響を受けた先輩投資家は4人ということになりますね。
なお、当時は金融に関する勉強はからきしでマネーリテラシーLv.0の状態であり、株の買い方も銘柄の選定基準も何もわからない状態からの投資人生1年目のスタートとなります。
【一言メモ】
・暴落時に株を買えば利益を得られるかもしれないと思って開始。
・株式投資に興味が向いた最初のきっかけは「月曜から夜更かし」の桐谷さん。
・証券口座の開設には日数がかかるため、あらかじめ口座開設するのが吉。
補足として日本の個別株の投資におすすめな証券会社を1つ紹介しておきます。個人的におすすめな証券会社は「SBI証券」です。「SBI証券」の口座開設方法やメリットについては別途記事を書いているので口座開設をまだされていない方は参考にしてみてください。
今は良き時代でポイントサイトを経由して証券口座を開設するだけで楽天ポイントやdポイント、Tポイント、amazonギフトなどに交換できるポイントを1万円分貰える時代なのでお得に開設していきましょう。(知は力なり!)
ちなみに自身がはじめて口座開設した証券口座も「SBI証券」でした。
🔰2020年8月-NISA口座開設と高配当株投資-
自身は平均年収以下ながら地道にこつこつと貯金は行っていたので、幸いNISA口座を埋めるだけの余剰資金は確保していました。わからないなりにNISAについて調べた結果、NISA口座は枠が復活しないことを知り、できるだけ損をしない方法=安心して配当や優待を貰いながら長期保有できる株を選定するために選んだ最初の投資手法が「増配傾向または安定配当の大型高配当株投資」でした。
意外なことに投資初期の手法が現在の投資手法の源流になります。
初めて買った株は「オリックス」で、その後もNISA口座を埋めるように「NTT」、「NTTデータ」、「KDDI」、「三菱HCキャピタル」、「三菱UFJ」、「ENEOS」、「新日本建物」に投資しました。
ちなみに超初心者だったので当時は1株単位で投資できることを知らず、単元投資を行っており、株価の100倍の値動きに耐え切れず「NTT」は僅か20円の下落で難平買いをしてNISA口座の「1/3」の枠を埋めてしまい、唯一の成長枠と思い1200円台で購入した「NTTデータ」は購入直後ずるずると下がっていった恐怖から株価が戻ったところで売却してしまう(NISA口座なのに!!)と言う経験が乏しく株価に翻弄される投資をしていました。
今まで数十万円と言うお金をポンと出すことはほぼなく、しかもそれが減ってマイナス表記になったりする訳ですからそりゃ当初の精神的な同様は大きかったものです。
NTTに関しては結果的に株数を増やせてラッキーだったと言えるかもしれませんね。
【一言メモ】
・指標面の理解はほぼなかったものの投資手法の発想は今の投資手法に近く、その手法を継続しておけば結果として良かった。
・いきなり単元で株を買うと100倍の値動きに翻弄されるため、リスク許容度の低い投資初期においてはSBI証券のS株など1株投資を行うと精神衛生上良い。
さてこのまま増配傾向や安定配当の高配当株投資を継続していれば大怪我をすることはなかったのですが冒頭の投資人生グラフにあったようにここから初心者の投資家として迷走を始めてゆきます(笑)
📉【最大の失敗】2020年9月-資産の20%を失う-
ここではよく耳にする典型的なNG例「投資話に乗って大きく資産を失う」という状況に自分が直面することになります。
2020年9月当時、株式投資の入門本(いちばんカンタン!株の超入門書-改訂2版-)や投資家Youtuberの動画を見ながら自分なりに株式投資について日々学んでいたわけですが、そんなある日、金融商品に詳しい友人から「月利10%程度の投資案件があるが乗ってみないか?」と誘いがあり、信頼していたこともあってその投資案件に乗ることにしました。
その結果、なんと僅か数カ月で約150万円を失うこととなりますOTZ
幸い「卵は1つの籠に盛るな」という格言は知っていたので、信頼していたとはいえ全財産を投入しなかったことで損失は資産の20%で済んだのですが(大丈夫!致命傷だ!(白目))もし全額投資をしていたらと想像すると今の自分は確実に存在しなかったでしょう。
このことがきっかけで自身のマネーリテラシーの低さを痛感すると共に「おのれを責めて人をせむるな」と言い聞かせながらも、今までこつこつ貯めてきた数年分の資産を僅か数カ月で失ってしまったショックは筆舌に尽くしがたく、投資話を紹介してくれた友人を責めてしまいそうになる自分も嫌になり一時的に全てにおいて何も手につかなくなるという割と精神的にやられていた時期になりますね。(徳川家康のように「しかみ像」を描こうかと思ったレベルです。)
勿論投資は自己責任です。
それと同時に「わからないものに投資をした自分がいけなかった。今回の失敗を糧にきちんと判断できるだけの知識を身に付けねば。」と奮起することとなり、結果、金融知識を身に着けるためにFP技能士の資格勉強を一から独学で始め、先の損失を補填するために収入が少ないながらも先取り貯金やポイ活、キャッシュレス決済のキャンペーン等、生活費を抑えるためのあらゆる方法を試行錯誤しながら実践していきました。
その結果、家賃含め1カ月6万円程度まで家計支出を徹底して抑え、本田静六翁の「四分の一天引き貯蓄法」の約2倍のスピードで蓄財を加速させていきます。
【一言メモ】
・月利が高すぎるもの、自分が理解できない物には絶対に投資をしない。
・おのれを責めて人をせむるな。投資は自己責任。
・「卵は1つの籠に盛るな」の格言で8割方の資産は守ることができた。
・失敗したら反省し、その教訓を活かして成功するまで努力するべし。
・投資元本は日々の努力(節約)によって生み出される。創意工夫が大事。
📉【迷走】2020年10月~2021年6月-IPO投資とデイトレ時代
先の大失敗により「残りの資産で損失分を補填しなければいけない。」と言う焦る気持ちがありました。そこでリスクが低くハイリターンが狙えるIPO投資に着目します。
しかしIPO投資は基本的に資金が潤沢な投資家ほど応募口数も多くなり当たりやすいという自身の資産状況に合致しない投資手法でした。
その結局、公募割れしそうなものを自分なりに除外し約1年の間、IPO投資を継続しましたが値上がり益が大きく見込めるIPOは一切当選することなく、当選したIPO3社のうち1社は微益、2社は公募割れとなりトータルはマイナスという残念な結果となりました。
また同時並行で短期で損失分を補填するためデイトレにも挑戦し、隙間時間で毎日チャートとにらめっこする日々が続きます。投資判断基準も禄に持っていなかったことから半年売買を続けた結果、さらに30万円の損失を出すという手痛い結果となりました。
資産を築くために始めた投資なのにその逆を行く日々はものすごく辛かったです。
【一言メモ】
・IPO投資は資産が潤沢なほど有利なため投資初心者にはおすすめし辛い。
・損失を埋める目的で焦って投資をしてはいけない。
・短期投資はゼロサムゲーム。素人がプロに挑んでも十中八九勝てない。
・対象の株が割安か否か等、判断基準をもって投資を行うことが肝要。
2021年-海運で開運。優待・増配・高配当株の目覚め-
2020年はNISA枠で投資した銘柄以外はコロナ後の回復基調で全体的に上げる中、上記の経緯より自分のパフォーマンスはボロボロでした。振り返れば2020年はグロース株が決算の度にS高するようなグロース銘柄イケイケの相場でありながら、明確な指標を持っていなかった自分は損失を重ねるばかりで手痛い目にあっていました。
そして年が明け、泣く泣く初の確定申告で「損失の繰り越し控除」をダイヤモンドザイの特集記事を読みながら丸1日かけて行い、2021年前半も割とそのようなリターンの少ない状況が続くのですが、そんな自分も遂にラッキーパンチに遭遇します。
🚢2021年6月~海運株で損失分をほぼ補填
2021年はコロナ禍の影響によりコンテナ運賃の上昇が続き、振り返れば海運株が絶好調の年でした。自分はたまたま6月頃に商船三井に単元投資を行い、運よく海運の上昇相場に乗ることができました。配当利回りも当時(7月30日の段階)では異次元の水準となり、また配当取りに向けて株価も上がるだろうと考えつつ特需のため、いつ剝落するだろうかと思いながらバルチック海運指数を日々確認しながら保有していたことを覚えています。
2021年の海運株の上昇相場に乗って利を伸ばせたのはラッキーでした。海運株を利確する事で前年~当年の損失をある程度補填できたので冷静に判断を行えるようになってきました。また投資で試行錯誤するのと同時に、先の徹底した節約により約1年で150万円の損失をほぼ節約分だけで回復することができました。
ちなみに2021年4月から家計の内訳や資産推移を毎月Excelで記録し始め、同棲していた当時の彼女(現在の妻)とはだいたい2週間に1回は1カ月の目標家計金額に支出が抑えられるか、家計会議を行っており現在も継続しています。
パートナーの協力があってこその節約であり今でも感謝しています。
また2021年6月にFP技能士3級の資格を取得したこともあり、マネーリテラシーに関する視野も少しずつ広がってきたのもこの時期になります。
特定口座のパフォーマンスは海運株保有以前は短期トレード中心で非常に悪かったものの、NISA口座に関しては増配・高配当・優待株の増配や配当、株主優待に助けられてNISA口座のパフォーマンスは好調でした。
ここでほったらかしにしておくだけ利を伸ばすNISA口座となかなか利益が出せない短期投資の特定口座を持っていたことで対比することができたことで気付きを得ます。
「ゼロサムゲームの短期投資において自分にはデイトレの才能もなく、また会社員のため1日中相場に張り付ける訳でもない。」そんな自分にとって「株式は短期で保有するものではなく、優良な銘柄を選定し長期保有する事で利を伸ばすものなのではないか。」と。
ここから株を長く保有することに重心を置いて、投資手法を模索していくこととなります。
【一言メモ】
・たまたまながら海運株の上昇に乗ることができ、含み損はほぼ解消した。
・徹底した節約により先の損失分の資金を約1年で貯め直した。
・支出の目標を決めて、定点観測する事で目標達成の確度を高める。
・同棲(結婚)している場合は、パートナーとの二人三脚が肝要。
・NISA口座は堅調であり、優良銘柄を長期保有することの大切さに気付く。
📈2021年8月-増配・高配当・優待株・1株投資の目覚め-
8月と9月に海運株の大半を売却し、その後、まだまだ上昇基調だった海運株に関しては下落する度に1株単位で買っては売ってを繰り返していました。まだ単元投資は長期保有、1株投資はスイング中心と使い分けてはいましたが、1株投資を徐々にメインの投資口座として使い始めたのはこの時期になります。また投資手法に関しても先の気付きから長期保有できるような増配・高配当・優待株を中心に選定するようになっていきました。
とは言えこの頃はまだ5年のPER・PBRレンジやミックス係数など複数の指標を使って判断するということはできておらず、配当・優待・総合利回りを中心に指標を判断する程度だったのでバリュートラップにもよくかかっていました。
思い返すとティーガイア、三栄建築設計、コジマ、ギグワークス、アステナHDなどこの時期に買った一部の優待、高配当銘柄は長い期間含み損になっていましたね。
そこで、原点の優待株投資を中心にもう少し自分でも色々判断できる投資基準を手に入れたいと思い書店で様々な投資の本を読むようになります。そんな中、優待投資家のみきまるさんの本「楽しみながらがっちり儲かる 優待バリュー株投資入門」に出会いました。
「優待のあるバリュー株に投資をすることでローリスク・ミドルリターンが期待できる」というみきまるさんの投資手法は目から鱗で、ベンジャミン=グレアムのミックス係数を元に日本株は割安に放置されている傾向がある事から日本株に対してはグレアムのミックス係数の「半分」または「1/4」で当てはめ割安性の判断することや最少単元の優待株を無数に買うことでPFの防御力と総合利回りを高めることなど今でも活用している判断基準や視点を沢山得ることができました。
優待株投資を行うなら是非手にとって読んでいただきたいおすすめの書籍になります。
また増配株投資に関しては、ほぼ同時期に立川一さんのダイヤモンドザイの過去の連載記事「配株は「元本が増える銀行預金」「部屋数が増えるアパート」のようなもの!追加投資をしなくても配当が増え、価値も上がる「増配株」のスゴさとは?」に出会ったことで長期で業績が堅調な増配株を投資する魅力とその威力について再認識する事となります。
ここで現在の自身の投資手法である「長期保有の増配・高配当・優待バリュー投資」という原型の思考や判断基準が徐々に定まってゆきます。
【一言メモ】
・投資手法として「増配・優待・高配当」を中心に投資する指標が定まる。
・なお、複数の指標を持って判断しておらずバリュートラップにしばしばかかる。
・みきまるさんの書籍でミックス係数や日本株投資に対する判断基準が増える。
・立川一さんの連載記事で「増配株投資」の魅力と威力を再認識する。
🧭2021年後半~ -投資方針の確立-暴落の備えを意識し始める-
2021年後半からは、みきまるさんの優待バリュー株投資の手法や立川一さんの増配株投資の手法を参考に増配・高配当・優待バリュー株を中心に銘柄を集めていくことになります。
そして保有銘柄も少しずつ増えていく中、長期投資で株を保有するといずれ遭遇するであろう暴落が起こった場合、自分はどのように立ち振る舞えばよいか?という不安にぶつかります。今の自分の知識や経験では暴落が起こった際に冷静に判断することが難しいことが容易に想像できたので、自分なりに色々と調べる中で出会ったのが長期株式投資さんのTwitterとブログになります。
特に長期株式投資さんのブログ記事「コロナショック この狂った相場を生き抜くために伝えたいこと」(2020/3/14)は自分が懸念したまさにその暴落の渦中にあっても長期投資を前提とした今まで通りの投資を徹底して貫き、暴落の渦中に買い向かう姿勢が個人的にとても心に残り、大変自身の学びとなったブログ記事だったのでまだ読んだことのない方は是非とも読んでいただきたいと思います。
そんな中、2021年12月頃に長期株式投資さんが書籍「オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた! 」を出版され、暴落が起こった際の心得など自分にとってもタイムリーな内容を盛り込んだ内容だったので早速、書店で書籍を購入し、書籍からも沢山学ばせていただきました。今では暴落が起こった時に読み返すお守りとして机の傍らに常に置いています。
本書籍の感想に関しては別途ブログでも紹介しているのでよろしければ参考にしてみてください。暴落が来た時の対処法など日本株の高配当個別株投資において、参考になる要素が盛り沢山の内容であり長期高配当株投資を行うなら投資の指針となる書籍になると思いますので是非一度、手にとって読んでいただきたいおすすめの書籍です。
ちなみに長期株式投資さんは直近2023年5月31日に2冊目となる新刊「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意」を発売されています。現在目下読み込み中ですが、こちらの書籍も投資の視野を広げてくれるおすすめの書籍となりそうなので是非お手に取っていただければと思います。
【一言メモ】
・株を長期保有する上で暴落時の心構えや立ち振る舞いを意識し始める。
・あれこれ調べた結果、長期株式投資さんのTwitterやブログに辿り着く。
・みきまるさん、立川一さん、長期株式投資さんという自分の投資手法に多大な影響を与えてくれた3人の先輩投資家から学ぶ事で「長期保有の増配・高配当・優待株のバリュー投資」という自身の投資手法が定まる。
📃2022年前半~現在-「株の健康診断書」の作成-
2021年後半~2022年前半にかけては前述の先輩投資家さんとの出会いにより複数の指標をもって総合的に個別株の投資判断を行うようになっていました。
ただIRBANKやかぶたん、マネックス証券の銘柄スカウターなど複数のサイトを跨いでデータを抽出しなければ欲しい指標がなかなか集まらない状況に若干のストレスを感じていたことから投資を検討する最初の判断材料としてひとまとめにまとめた資料を作りたいと思い立ち2022年2月に「株の健康診断書」を作ることになります。
また2022年6月には過去5年のPER・PBRのレンジを載せることでより具体的に気になる銘柄が割安か否かの目安を判断できるように「株の健康診断書Ver.2.0」を作成しました。
気になる銘柄は「株の健康診断書」を使って分析し、買いたいタイミングを見定めて購入するようにしています。また1株投資についてもこつこつ継続を行っています。基本的な自身の投資判断基準はこの「株の健康診断書Ver.2.0」に詰まっていると思うので日本の個別株投資を行う際の入門資料としてご参考になる部分があれば幸いです。
また今年の初めに、株の健康診断書を使ってまとめた投資したい保有銘柄や監視銘柄の一覧も記事にしているので参考になりそうであれば併せてご確認ください。
また2022年3月からは長期株式投資さんに倣いブログで毎月の「配当受取状況」の記事を更新するようになりました。株価の上下に関わらず、配当が積み上がっていく記録をつけることは長期で投資を行うモチベーションになります。
その他、2022年6月には2級FP技能士の資格を取得しました。FP1級技能士の資格は職務上受験資格を得られないので、現時点ではFPに関する資格は今の資格が打ち止めとなります。
【一言メモ】
・複数の指標を組み合わせることで割安な銘柄に投資し始める。
・複数の指標をひとまとめにした「株の健康診断書」を作成する。
・毎月の受取配当の記録をつけ始める。
・2級FP技能士の資格を取得する。
偉大なる先輩投資家達から学びながら、今までの失敗を糧に試行錯誤を続けた結果、現在の「長期保有の増配・高配当・優待バリュー株投資投資」を確立し、この投資方法を継続して今日に至ります。
少し長い記事になってしまいましたが、ここまで読んでいただいた中でお気付きになられたように様々な失敗を経た結果、今の自分があります。
まだまだ勉強中の身であり投資歴も3年に満たない若輩者です。長期で株式投資をする以上、これから先にまだ自分が体験したことのない暴落も来ることでしょう。
ただ失敗を繰り返しながら投資を続けてきた今の自分だからこそ今の立ち位置で発信し伝えられる事もあるかと思い、僭越ながら「自分と同じような失敗をする投資初心者が少しでも減らせるようにしたい、自分が試行錯誤してきた経験が長期の資産形成において何かしらのお役に立てれば」という思いを持ってTwitterやブログによる情報発信を継続しています。
また株式投資や株主優待が届く楽しさや1株単位で小額からでも投資ができることを日々発信する事で「株=怖いもの」と言うイメージを払拭できればなとも考えています。
まだまだ投資家としても人間としても未熟な若輩者ですが自身の日々の発信によって誰か1人でも資産形成において何かしらの参考となったという事であれば発信冥利に尽きるというものです。
長期保有PFについて(2023年6月6日時点)
さて、ここまで投資人生グラフをベースに投資手法の変遷や一言メモでまとめて参りました。失敗談は反面教師に、参考になる部分があればご活用いただけますと幸いです。
本記事の集大成として、この2年10カ月の間に試行錯誤しながらこつこつ積み上げてきた自身の長期保有PFのログを残してまとめに入りたいと思います。(※実験的な銘柄など除く)
銘柄に惚れるなと良く聞きますが、苦楽を共にした思い入れのある自慢の銘柄達です。
🏯メイン口座①のポートフォリオ
🏯メイン口座②のポートフォリオ
・投資総額:8,959,098円
・時価総額:11,374,616.5円
・損益:+2,423,918.5円(+27.0%)
・投資元本に対してのトータルリターン:
+32.4%(1137万−859万)÷859万(証券口座への投下資本は859万円程度)
まとめ
投資を始めた初期においては迷走する日々や失敗する日々があり、投資話に乗って資産の1/5を失ったこともありました。IPO投資で証券口座ごとに資金を振り分けまくっていた時期も、デイトレでチャートとにらめっこしながらお祈り投資をしていた時期もありましたし、資産を築くために始めた投資がそれとは逆を行く日々に「正直もう投資をやめようか」と本気で思った事も何度もありました。
それでも失敗から得た気付きを活かし、株式投資による資産形成を諦めず、偉大なる先輩投資家から日々学び、試行錯誤しながら自分なりに考えて自分の投資に活かしてきたことで幸運なことに今も退場することなく株式投資の世界で細々と生き残ることができています。
これは自身の努力だけでは成り立つものではなく、投資に目を向けるきっかけを与えてくれた桐谷さんをはじめ、投資方針に多大な影響を与えてくれた偉大なる3人の先輩投資家、そしてTwitterで仲良くして下さる皆様やブログの読者の皆様など様々な繋がりやきっかけによって沢山の気付きや影響を受け、投資を続けてきた延長線上に今の自分があると思います。
いつか教員免許やFP技能士の資格を活かして、学校の教育現場などで金融教育や資産形成の裾野を広げる一助となる活動ができたら良いなと考えています。そのためにも堅実な投資と日々の精進を怠ってはいけないですね。
今後も資産を守ることを最優先に「配当の最大化」を目指しつつ、楽しみながら投資を長く継続していきたいと思いますので、これからも学び、楽しみながらともに資産形成していけたらいいな!という思いを新たに今回の総括としたいと思います。
長いブログとなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
以上、今回は「投資手法の変遷と現時点での長期保有PF」という記事でした。みなさまにとって何かしらのご参考になれば幸いです。