どうも節約・投資担当の「つみたてにいさん(@tsumitate_nisan)」です((“Q(・ω・*)
ブログに遊びにきていただきありがとうございます。
現在「つみたてNISA」に引き続き、「NISA」で投資信託をこつこつ積み立てつつ、2020年より「高配当・優待・増配株」を中心に日本株のポートフォリオを組んでいます。
今月で株式投資を始めてから3年7カ月となります。
今までの投資履歴や長期保有PFは過去の記事にまとめているので気になる方は併せてご確認くださいませ。
それでは早速2024年4月末時点での配当受取状況を見ていきたいと思います。
配当金って何?
「配当金」って何?という人のために概要から((“Q(・ω・*)
「配当」は簡単に言うと「企業が得た利益を投資してくれた株主にお金(配当金)で還元しますよー」という制度です。「配当金」を受け取るためには証券口座を開き、配当を出している企業の株を権利日までに購入する必要があります。権利日までに対象の株を保有すると権利日から大体3か月後ぐらいに「配当金」をいただくことができます。
図解すると以下のような感じです((“Q(・ω・*)♪
ちなみに配当金は1株からでも受け取ることができるので、少額からでも配当を受け取れる株主になることは可能です。1株投資の実践方法については口座開設から株の購入方法まで別記事【個別株投資入門】「1株投資」に挑戦してみようにまとめて紹介しているので1株から投資を始めてみようという方は参考にしていただけると幸いです。
なお、企業の経営に影響を与える「議決権行使」をするためには対象の企業の株を「100株」以上保有する必要があります。
「配当」は株を保有しているだけで「配当金」を得られる「不労所得」です。「配当」で得られる利益のことを「インカムゲイン」と言い、値上がり差益で利益を得ることを「キャピタルゲイン」と言います。
「インカムゲイン」と「キャピタルゲイン」の違いについて、有名な優待投資家である桐谷さんの例えがとてもわかりやすく、引用すると「インカムゲイン」はゆっくり収穫を待つ農業のようなもの、「キャピタルゲイン」は獲物を狩る狩猟のようなものにあたります。
ちなみにつみたてにいさんはかつて血気盛んに「狩猟」に向かった結果、獲物に翻弄され、かなり手痛い目にあったので現在は「農業」中心の人です((“Q(・ω・*)笑
「高配当株投資」の参考書としてわかりやすい長期株式投資さんのおすすめの書籍も併せて載せておくので興味のある方は是非見てみてください。
それでは早速、先月の配当受取状況を見ていきたいと思います。
今月の配当受取収入
先月の税引き後の配当収入は「10,580円」と同月比過去最高の配当額となりました。大きな変動はありますが、2022年以降、配当収入のない月がない状態をキープできています。
「配当」をいただいた主な企業は以下の企業です。(ありがとうございます!!)
・帝国繊維
・東海カーボン
・セルシス
・TOKYO BASE
・その他端株達
「配当」は権利日から大体3か月後に受け取れるので、今月は主に12月-1月に権利日のあった銘柄たちによって「配当金」が構成されていますね。
前年同月比との比較
さて前年より配当はどれぐらい増えたのか前年同月比と比較してみたいと思います。
昨年の4月の税引き後の受取配当は3,876円でしたが、今年の4月の税引き後の受取配当は10,580円と前年同月比で「273.0%」(約2.7倍)と増加しています。
現在の税引き後配当は月平均3.9万円となっており、今の自分の労働収入から考えるととても大きいです。所感としては少しずつながら着実に配当収入が積み上がってきて嬉しいなーと感じますね。
2024年の累計配当受取額
2024年の税引き後年間配当受取額は以下です。
2024年の累計受取配当金は63,311円となりました。自身は平均年収以下のサラリーマンですが、投資歴5年目を迎え、「入金の継続、企業の増配、配当金の再投資」という3つのエンジンの相乗効果の大きさを実感しつつあります。
また、投資開始以来の税引き後累計受取配当額は「727,767円」と「70万円の大台を突破」しています。
株式投資を開始してから3年7カ月。少しずつ着実に配当が積み上がってきました。配当収入の使い道は基本的には新しい仲間を迎えるための資金としての「再投資」に使っていきたいと思います。
「継続は力なり。」
これからも少しずつ着実に「配当」を積みあげていきたいと思います((“Q(・ω・*)♪
4月の新規単元取得銘柄
今月新規で単元化した銘柄は2銘柄になります。
・ワールド【2月・8月優待/配当】総合利回り5%(長期:6.5%)
・USS【3月・9月優待/配当】総合利回り4.1%
【3612】ワールド
ワールドは、50を超えるブランドを展開する総合アパレル販売大手の会社です。展開するブランドは「TAKEO KIKUCHI」や「UNTITLED」など、多くの有名ブランドを抱え、2,000以上の店舗を百貨店やショッピングモールに展開しています。
そのほか、培ってきたノウハウを活かし、業界内外へ店舗デザイン・アパレル製品のOEM・教育研修などを提供するプラットフォーム事業に力を入れています。
そんなワールドの指標を「株の健康診断書」で見てみましょう。
EPSは全体的に凹凸していますが、右肩上がりです。なお、コロナの影響で2021年、2022年はEPSがマイナスになっていますが、直近は業績を持ち直しつつあります。配当に関してもEPSが大きくマイナスとなってしまった2021年は無配となっており、業績連動型の配当となりますので今後の業績には注視が必要です。なお、2022年は配当性向100%を超えてもなお、頑張って配当を出してくれている点は株主還元姿勢として評価すべき点かと思います。EPSが落ち込めば、配当は連動して下がる傾向の銘柄かと思いますので、業績に関しては注視しながら保有していく予定です。
今期の配当は「75円」と19円の増配予想となっています。また、PBRは1倍を下回っており、中期経営計画によりPBRの改善に向けて開示しています。
また、今の水準でも総合利回りは5%近くあるので個人的に悪くない水準かなと思います。過去5年のPER・PBRレンジから見るとPERレンジは指標としてあまり機能していませんが概ね割安な水準、PBRは概ねフェアバリューと言う感じですね。
業績連動型なので、優待と配当を貰いつつ業績を注視したいと思います。
【4732】ユー・エス・エス
ユー・エス・エス(USS)は、中古自動車取扱事業者を会員とする現車オークションサービス「USSオートオークション」を営む、中古自動車流通市場をリードする中古車オークション運営最大手の会社です。国内に十数会場を持ち、国内シェアのおよそ40%を占めています。
そのほかにも、中古自動車の買い取り販売から廃車の車のリサイクルなど、幅広く事業を展開。中古車流通市場を透明性が高く公平なものにし、変革に力を入れています。
株価は年初より下落を続け配当利回りも3%の水準まで下がってきました。新NISA枠をあまり活用できておらず、連続増配ランキング上位の銘柄で株主優待も年2回あること、株数を増やすことで優待もパワーアップする事から暴落時にも比較的買い増しやすいことなどから新NISA枠で投資しました。
そんなUSSの指標を「株の健康診断書」で見てみましょう。
EPSはコロナ禍の影響が色濃い2021年以外は右肩上がりに増加しています。今期も過去最高のEPSを更新する予定です。本決算も近づいているので引き続き成長に期待したいですね。
株主還元に関しては「2020年3月期より連結配当性向55%以上を配当に関する基本方針」とあり、2021年はEPSが大幅に低下したにも関らず、「0.05円」増配しており、連続増配ランキング常連の24期連続増配の実績からも株主還元を意識してくれている会社と感じることができますね。直近の株価の下落に伴い配当利回りも3%程度確保でき、PERは過去5年で見た場合、高値がPER124倍と指標として機能し辛い状況だったので過去2年レンジで表記しています。その場合の指標面は概ねフェアバリューといった水準ですね。なお、ミックス係数は57.74倍と超割高な水準です。
今月の投資状況
4月はこの1カ月で日経平均は「39803円→38405円」と1398円下落しています。振り返れば全体的に調整基調の1カ月でしたね。
全体的に割安な銘柄は少なくなってきているものの、現在PBRが1倍を割れている上場企業はますますPBRの改善に向けて動かざるを得ない状況になったと考えています。実際にとんでもない株主優待や増配によって大きく株価を上昇させている銘柄もありますね。大型株の上昇ほど中小型株は恩恵を受けていないように見えるので、着実に成長していることが前提にはなりますが、今のうちに「どれだけ多くの財務良好なPBR1倍割れの優良企業を割安なタイミングでPFに組み込めるか」という戦略も引き続きある程度機能しそうな気がします。
「新NISA」の成長投資枠も併用して1株投資は継続しています。個人的な新NISA戦略や、新NISAで買い増したいと思っている銘柄に関しては、別記事にまとめているのでご参考になるようであれば併せてご確認ください。
なお、直近の日経平均は高値圏で推移しており、監視銘柄の割安だった増配、高配当、優待株もじりじりと底値を切り上げて上昇している状態で買い辛く、ここで思い切って余剰資金をフル出動しようものなら「焦って買っても良いことはない」という言葉の通りになりかねないので、余剰資金とのバランスを考えつつ基本は1株単位で粛々と資産を積み上げていきたいと考えています。何事もバッファは大切ですね。
勿論突如として有事の事態が起こり、コロナショック以来の暴落が訪れる未来もあるかもしれません。そういった事態が訪れた際にきちんと買い向かえるよう余剰資金をしっかり確保しながら、チャンスが来るまでは相対的に割安な銘柄を1株単位からこつこつ買い進めるというのが先月同様、今のところの丁度いい温度感なのかもしれませんね。
1株投資状況と気になる銘柄
1株投資については、主に優待銘柄は特定口座で、上記で挙げたより厳しい基準で選抜した銘柄に関してはNISAの成長投資枠で投資を行っています。直近は単元でUSSに、値を下げたNTT、セブン&アイHDに少しだけ買い増ししました。
特定口座では引き続き6月・12月配当のミルボンを購入しています。
化学セクターの下落が顕著で、中でもシャンプーが好みのミルボンは「長期増配傾向の優待株」として保有しておきたいという気持ちがあります。なお、奥さんもミルボンのシャンプーが好きなので夫婦で長く保有するメリットが大きいかなと考えています。指標面は過去5年で底値水準、長期総合利回りも4.6%を超えてきているので悪くないかなと思い1株ずつ集めていますね。現在36株、取得単価は3099円なのでこのまま少しずつ単元に向けて集めていきたいと思います。
あとはサムティが「247株」まで集まったので、6月の配当月までに可能な範囲で1株ずつ収集しつつ、12月の優待権利月までに「300株保有」を目指して、「毎年どこかにサムティの優待を使って優待旅行に行く」という1つの目標の達成を目指したいと思います。
引き続きバリュエーションと取得単価ベースの利回りや価格を気にしながら配当を少しずつ増やしていけるようゆっくり集めていきたいと思います。
今月の配当増減状況
今月の保有株の配当増減状況です。2024年より実験的に保有株が増配によってどれだけ配当を増やしてくれたのかというログを残してみたいと思います。
4月はアダストリアや百貨店株など2月権利銘柄の本決算が多く、伯東、日本取引所Gの減配はありましたが、その他銘柄の増配により、今年保有株が増配したことにより増えた配当は「15,905円」となりました。この金額はとても大きく、仮に同等の配当を新規投資によって得ようとすると元本は「約40万円」も必要となります。これは新NISA枠で利回り4%想定で仮定した場合なので、特定口座や現在の市場の利回りを現実的に考えると「投資元本は50万円程度」必要となりそうなのでとても大きいです。
5月は「3月決算銘柄の本決算」を中心とした大決算祭「春の陣」です。引き続き持ち株の増配発表が来るのを楽しみに決算を見守っていきたいと思います。
「今年の目標」の達成状況
最後に「今年の目標」とその達成状況です。
・月平均の配当4.5万円+優待1.2万円→月平均の配当3.9万円+優待1.3万円
・現金余力1.5倍を目指す→1.1倍
・日々を楽しみながら「家計三分の計」を継続→〇
・普通の会社員でもできた再現性の高い「節約・貯蓄・投資」方法を模索し、資産形成の一助となれるよう引き続き精進する→〇
・配当性向5%から段階的に家族還元を強化→〇
5月の本決算を目前に月平均の配当4万円が見えてきました。このまま5月に税引き後月平均4万円の配当を目指して頑張りたいと思います。
まとめ
毎月記録を残しておくことで、配当の積み上げの記録や振り返るを行うことができますね。
また未経験の方には敷居の高い株式投資も現在では1株から投資することができ、1株からでも「配当」や「優待」を得ることもできるので業績が好調な会社の株価が環境要因で下落している時に少しずつ購入することで負けにくい投資が行えると思います。
今やNTTも1株「170円台」とエナドリ感覚で自販機で買えてしまう時代です。(←違うw)
「配当」を積み上げていくことにより最初は少額の「配当金」であっても継続していくことで少しずつ「電気代」や「ガス代」、「携帯代」などの固定費を賄えるようになったり、新たな銘柄を購入する資金に充てることもできるようになります。
ちなみに自分が投資を開始した最初の年、2020年の年間配当は「3,500円」でした。
月額平均に換算すると「月300円」です。
それでもこつこつ投資を続けた結果、3年6カ月たった2024年3月末現時点で月額平均配当は「月3.6万円」、年間の税引き後配当は「45.2万円」まで増加しました。株主優待も含めると年間の税引き後の不労所得は「約61万円」の規模となります。この金額の不労所得を得られている状況は平均年収以下のサラリーマンの自分にとっては大変ありがたく、雪玉を転がすように少しずつ不労所得が大きな規模になってきたなーと感じています。
時間を味方につけて優良銘柄の株をこつこつ買って積み上げていくことで「インカムゲイン」が着実に増えていくようになると思います。この手法は同じように少しずつ積み上げていけば誰でも実現できる「再現性」の高い方法と考えています。
なお、資産形成の過程がないと説得力もないかと思いますので、本当に再現性が高い方法なのか今の立ち位置で実験しながら発信中でありますが、現時点では少しずつ、着実に配当収入は増えているという実感です。引き続き再現性の高い「一般解」の投資方法か身をもって証明するために引き続きこつこつ投資を継続していきたいと思います。
今回もかなり盛り沢山になってしましたが、今回の記事が「日本株の株式投資」に興味のある方々の参考や一助になれば嬉しいです。
以上、今回は「【今月の配当受取状況】2024年-4月-」という記事でした。みなさまの「投資」の参考になれば幸いです。